明日の光

やっと頭と身体が思いどおりに動くようになった。ここ３週間ぐらいだろうか、突然の喉の痛みからセキをともない、葛根湯が手放せなくなって悪寒に悩まされながら一進一退を繰り返していた。原因は季節の変わり目、放蕩のツケ、仕事場の劣悪な環境にあったのだろう。


市販の風邪薬は漢方系以外、受けつけなくなってしまった。具合がますます悪くなるようで、それならばとミカンでビタミンをとったり、梅しょう番茶（梅、生姜、醤油しょうしょう、番茶のミックス）で暖をとったり、風呂に湯をはって長湯で汗をかいたりして。そうこうするうちに、ひどいセキはとまったものの、もうろうとする頭は寝汗で何度も着替えながらもちこたえていった。

・・・　・・・　もうたくさんだ風邪は。調子よくやっていた自分が思いだせない。

不思議なもので、ある瞬間に取り戻したような気分が訪れた。過ぎ去った悪夢。五体満足のすがすがしい気分。さっそくその喜びを友人に電話して、不審がられながらも報告したり、こうして日記をしたためる気になるまで回復した。健康ってなんて素晴らしいんだろう。


とはいえ、あまりライフスタイルやスピードに変わりはなく。今回の教訓は、もういつ果てるかもわからない人生、徹底的にとことん好きなことを突き詰めてやろうと、目標は地道に頑張るのみ。結果に一喜一憂するばかりでなく、自己達成感のハードルをあげていければと、２０１０年にむけて静かに準備をしていこうと思う。